「汽車が好きでねぇ」
老人が線路際で
ポツンと呟いた
「あぁ僕も」
そう言って
隣に座ったら
夏の終わりの
乾いた風が強く吹き付け
老人はいつの間にか
線路に向かって精一杯身体を捩った
枯れた大木にかわり
サワサワと風を音にかえながら
枝を優しく垂らしているのでありました
老人が線路際で
ポツンと呟いた
「あぁ僕も」
そう言って
隣に座ったら
夏の終わりの
乾いた風が強く吹き付け
老人はいつの間にか
線路に向かって精一杯身体を捩った
枯れた大木にかわり
サワサワと風を音にかえながら
枝を優しく垂らしているのでありました
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